後輩は性奴隷……2‐4
「あざっした~」
店から出て行く客の背に声を投げる。
結衣がイッたあの後、俺はバイトがあるので早目に学校を後にしていた。
彼女には、パンツは脱がせたままで部室に戻るように言ってある。
客が退いたのを見計らって携帯を開き、結衣からのメールを確認した。
どうやら何人かの新入生と一緒に食事に連れ出されたらしい。
時間は19時過ぎ。
バイトが始まってから2時間経っており、バイトが終わるまでにはあと3時間ある。
───
皆お前がノーパンって知ったらどんな目で見んだろうな?
いっそ、ブラも外したら?
───
返信する。
煙草に火を点け、防犯カメラの映像を見ながら結衣からのメールを待った。
もう一人のバイトは前出しや品だしをやりつつ、時間が経つのを待っている。
実際、大学の近くにあるこのコンビニは、新勧で緩くせざるを得ないこの時期はあまり売り上げが伸びないのだ。
とは言え、学生以外の客や近所の新入生等は来店する。
今はそういう時期なのだ。
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それは……許してください。
変な気分になってしまいます……
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───
ダメ。
俺の奴隷なんだろ?
お前に拒否権はない。
ブラ取って、人知れず乳首を擦らせろ。
───
結衣の今日の服装なら乳首が勃ってもバレないだろう。
そんなことを思いながら、自分のモノも頭をもたげてることに焦りを覚える。
俺も掃除とかして気を紛らわせないとマズイ。
ペーパータオルにアルコールを吹きかけ、レジの台を擦っていると、事務所に戻ってきたもう一人のバイト、真里が物珍しそうに見てくる。
「明日は雨ですね」
「失礼な!」
とか言いながら、淡々と仕事をしていた。
真里は通う大学は違っていたが、下宿先は近所にある。
田村という苗字から、『たむっちゃん』と呼ばれ、俺もそう呼んでいた。
今年2回生になった、1つ下の女の子だ。
「最近別れたんですよ~」
と言いながら、リプトンのミルクティーを啜り、はぁっと溜め息をついている。
「ふぅ~ん」
興味なさ気に返しながら、俺も雪印コーヒーを一口含み、腰を下ろす。
それは、世間話を始める合図だった。
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