後輩は性奴隷……2‐3
「濡らしてる?」
「わ、わかりません……」
そう言いつつも、結衣の顔は仄かに赤い。
「触ってみれば?」
口角を歪ませて、結衣を蔑むように眺める。
結衣は上目遣いに俺を見た。
抗議をするような、許しを乞うような、それでいて、もう一度言えと催促するような目で。
「触れよ」
低い声で強制すると、結衣は少し体を震わせ、右手の中指をワレメに沿わせた。
「ぬ、濡れてます」
微かにそう聞こえた。
色々と言ってやりたいが、周りに人がいるのでそれは躊躇われる。
「……イけ」
それだけ伝える。
結衣は、ゆっくりと沿わせた指を上下に動かし始めた。
辺りを気にしながら、中指の第二間接だけが伸縮を繰り返す。
「ぁはっ……っ……」
彼女体が弾む瞬間を俺は見ていた。
中指の腹が蕾に当たった、その瞬間だ。
体を小さくして、快楽に波打つモーションを最小限に食い止めようとしている。
裾を掴む左手に力が入り、距離を失った膝を悩ましげに擦り合わせている。
「……っ、ん……はぅっ……」
項垂れるように前傾姿勢になり、時折ビクビクッと弾む。
もはや指の動きは見えないが、結衣がやっていることは俺には解っている。
屋外にある喫煙所の人がいる中で自慰に耽り、達しようとしていることが……。
「くふぅっ……っぁ……」
踵を浮かし、小刻みに震える結衣の肢体。
人知れずイッたようだ。
端から見ても体の緊張がなくなり、脱力しているのが良く分かる。
俺はそれを見届けると、灰皿に煙草を押し付けた。
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