快感に酔いしれる一哉を楽しそうに見ながら和子は
「バカ犬。お腹減ったでしょ。」
意外な言葉に一哉は驚く。「は・はい!」
「こっちにおいで。」
背を向けた和子に一哉は四つん這いになって付いていく。
キッチンのテーブルにつくと和子は椅子に座り
「今日から、お父さんが居ないときはお前の席は私の足下よ(笑)」
「はい!ご主人様!」
一哉は、椅子に座った和子を見上げて嬉しそうに答える。
和子は、一哉の目の前に皿を置くと
「今日はこれだけど、お前の餌入れ用意しないとね。」
「ありがとうございます!ご主人様!」
和子は、テーブルの上にあるバナナを手にすると、一哉に見せながらゆっくり口に含む。
ゆっくり口内で噛み砕くとそれを一哉の皿に吐き出す。
「あぁ…」
一哉はその光景を潤んだ目で見つめる。
ベチャ
一哉の目の前の皿の上に、和子の唾液だたっぷり付いたグチャグチャのバナナが置かれる。
「さぁ、お食べ(笑)」
「ありがとうございます!ありがとうございます!ご主人様!」
一哉は、そのバナナを犬のように顔を突っ込みながら食べる。
「あはは(笑)」
二十歳の義理の息子が全裸でみみず腫の体で自分が吐き出したバナナを美味しそうにむしゃぶりついている。和子は、その姿にいとおしく思う。
一哉は、あっという間に食べ終わると、再びバナナを口にした和子は、また同じように口に含むと吐き出す。
「ありがとうございます!ご主人様!」
バナナを一本一哉の餌にした和子は、椅子に座ったまま一哉を見つめて
「ねぇ、さっき電話があって、もうすぐお父さん帰ってね来るのよね。」
「えっ?」
一哉の顔が絶望に満ち溢れる。
「お前、今日はこれで終わりよ。でも、最後お前にとっておきのご褒美あげる。」
一哉の顔が歓喜の表情に変わる。
「えっ!ありがとうございます!ご主人様!」
「先に犬小屋に行きなさい。後で行くから、大人しく待ってるのよ!」
「はい!」
一哉は、四つん這いで走り出す。
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