真上に乗られて口を抑えられているものだから杏奈の顔には彩香の涙や鼻水、果ては涎までもがボトボトと落ちていった。
「ほら、続き続き」
まり子が彩香の尻を叩いて急かすと、彩香の体が大きく震えた。
「は、はい! 言いますっ、言いますからひどい事しないで」
涎を飲み込むことさえ忘れた彩香が必死になっている姿を見せつけられた杏奈の表情が歪む。
「お尻に入っていたおちんちんが抜かれて……ホッとする間もなしに私の……私の……」
彩香に残った幾らかのプライドはこの先の言葉を拒否していた。
「私の何!?」
それでも、これ以上詰まっていたら殴ると言わんばかりの剣幕でまり子が怒鳴ると、彩香のプライドも簡単に崩壊する。
「はっ、はい。私の……誰にも触れられてなかった……お、おまんこに……おちんちんを入れていただき……初めてのセックスを……していただきました!」
やけを起こしたように彩香が叫ぶ、それを聞いて私達の間に笑いがあふれた。
「それだけじゃないよね」
晶が笑いを堪えながら言う。
「はいっ! 後ろからおちんちんをハメられながら……竹中君へのラブレターを書くように言われて書かせて頂きました……」
あの手のお嬢様はラブレターを書いてる自分が好きとかいうタイプだから、絶対に自分を好きになれない状況で書かせたら面白いという晶の思い付きでやらせたお気に入りのエピソードだ。
「書き終えたら……中出ししてくださいってお願いさせられて……私の中に男の人の精子が溢れて……」
「そのおかげで竹中と付き合えるようになったんだから感謝してよね」
「はい……感謝してます……それからは……竹中君とのデートの前には……何人もの男の人に一晩中抱かれて……次の日に、、お尻やおまんこを精子でタプタプにしてデートして、何人もの精子を飲まされた口で竹中君とキスしてます……」
彩香が壊れだしたのを見て、まり子が彩香を杏奈から引き離して何度も頬をビンタした。それを尻目に見ながら、こんどこそ自由になった口で杏奈が私達に悪態を付く。
「お姉ちゃんにあんなひどいことして、あなた達絶対に許せない!」
「そうなんだ、それでどうするの? 警察にでも言う? でもそんなことしたらお姉ちゃんがどんな目に遭ってたかみんなに知られちゃうけど、それでもいいの?」
晶の言葉を受けて、杏奈が悔しそうに歯噛みをした。
「でも私達も彩香をいじめるの飽きたし、杏奈が夏休みのまで間私達の玩具になってくれたら二人共解放してあげてもいいよ。もちろん撮影したものとかも付けて」
「だれがそんなことするもんですか」
杏奈が凄んでみせるが顔中が彩香の体液にまみれたままなせいで迫力がない。
「それじゃ今まで通り彩香をいじめていいのね。偉そうなこと言ってたくせに自分はちょっと辛い思いをするのも嫌なんて、この偽善者! ねぇ彩香聞いてる、あんたの妹は自分がイジメられるくらいならお姉ちゃんがいじめられるほうがいいんだって、そういうのどう思う?」
「待ちなさいよ、誰もそんなこと言ってないでしょ!」
「だったら夏休みまでくらい我慢出来るわよねぇ?」
「わ、分かったわよ……やればいいんでしょ!」
この時の杏奈は、せいぜい三ヶ月の我慢だと考えていたに違いない。その甘い考えが地獄への片道切符だと考えもせずに……
※元投稿はこちら >>