夏子が気が付くと、ベッドに全裸で寝かされていた。
犯されこそはしなかったが、胸につけられたキスマーク、口から溢れ出しているおびただしい量の精液が行為の激しさを物語っていた。
「気が付きましたか、夏子さん」
志田が全裸でソファーに座り、ニヤけながら夏子を見ている。
「よっぽど欲求不満だったのか、さっきのフェラは激しかったですよ。精子を吸い尽くされるかと思いましたよ」
志田がイヤらしく笑った。
放心状態の夏子はいま何が起こっていたのか、やっとで理解した。
「いやっ、言わないで」
夏子が体に布団を掛け、顔を背けると
「夏子さんもオマンコをベトベトにさせていたじゃありませんか」
と志田は笑いながら意地悪く言った。
「そうそう、夏子さんが気をやってる間に、小田さんから何回も着信がありましたよ」
夏子が携帯を見ると、自宅からの着信が10回以上あったが、それ以上に夏子は驚いた。
「何なの、これ!」
夏子は自分の携帯の待ち受け画面を見て狼狽した。
白目を剥いて口元から精液を垂れ流して志田の肉棒をくわえている夏子の写真だった。
「色っぽいでしょ。間違えて小田さんに送信しちゃったかもしれませんよ、へへへへ」
志田は夏子の表情を楽しみながら、からかうように言った。
「あなた、何を考えているの!自分が言ってる事がわかっているの?」
夏子がきつく問いただすと
「冗談ですよ、夏子さん。それより先ほどの続きをしませんか」
と言い、志田は自らの肉棒をシゴきながら夏子に近づいてきた。
ん
「来ないで。冗談じゃないわ」
夏子は急いで服を着ると部屋を出ようとした。
「夏子さん、僕の精液で口の周りがカピカピですよ、いいんですか?ご主人にバレますよ」
志田にからかわれるように言われたが、夏子はとにかくこの部屋から出たかった。
ホテルを出ると夜中の一時を回っていて、当然電車もなかった。
夏子はタクシーを拾うと行き先を告げ、自宅に電話をした。悟が心配してるのが電話口からでもわかり
「お食事が終わって志田さんと別れたあとに大学時代の友人と偶然会い、今まで話してました」
と言うと、悟は疑いもせず
「気を付けて帰ってきなさい」
と言った。
自宅前に着き代金を払おうと財布を取り出した時、夏子は
「きゃっ」
と叫んだ。財布がベタベタしているのだ。
財布を開けると、
(今度は夏子さんのオマンコの中にタップリ出して差し上げますよ)
という手紙とともに、溢れんばかりの大量の白濁液が入ったコンドームが入っていた。
(ちょっと、悪ふざけしすぎよ)
夏子は中身を全部取り出すと、財布、手紙、コンドームを捨てた。
自宅に入るとリビングでテレビを見ながら悟が待っていた。
「お帰り、夏子。遅かったね」
悟に言われ
「ごめんなさい」
と夏子は素直に謝った。
「まぁ、たまにはこんな事があってもいいよね」
悟の思いがけない優しい言葉に、夏子に罪悪感が訪れた。
(昨晩の電話口の女性は誰?)
夏子は思い切って悟に全部聞いて、自分が昨晩した事を正直に話そうと思った。
「あなた、昨日電話口に出た女性は誰?」
夏子が言うと、悟は別段慌てたふうでもなく
「社長と秘書が仕事の話をしに来ていて、私が手が放せなくて出てもらったんだ」
と言った。続けて
「何で毎週金曜日の帰りが遅いの?」
と問うと
「実は会社で社内でも極秘のプロジェクトが動いていて、そこの統括責任者になったんだ。なので夏子にも話せなくて。悪かった」
と言われた。
(えっ?じゃあ、あの写真は何だったの?)
鞭を打たれた背中は蚯蚓腫れになり、陰毛まで剃られて女性の手でペニスをシゴかれている写真を思い出した。
「あなた、お願いがあります。裸になって」
夏子の急な言葉に悟は一瞬戸惑ったが、
「まぁ、いいか。ついでにシャワー浴びてくるよ」
と言うと、シャツとショーツを脱ぎバスルームに向かった。
(えっ?あの写真はいったい何だったの?)
当たり前だが悟の身体には鞭の痕などなく、陰毛も生えていた。
「あなた、SMプレイに興味はありますか?」
夏子が思い切って聞くと、
「どうしたんだ夏子、酔ってるんじゃないのか?」
悟は笑いながら冗談ぽく
「夏子は興味あるのかい?」
と聞き返した。
「いえ、まさか。お友達の旦那さんがSMプレイにハマったと相談されたので」
と答えると、
「一度ハマったら抜け出せなくなると聞くよね。奥さんかわいそうに。僕は興味ないなぁ」
夏子は頭の中が真っ白になり、何が起こっているかまったく理解できなかった。
と同時に悟への罪悪感が襲ってきた。
(どうしよう、今晩起こって事は絶対に悟さんに言えない。)
夏子は後悔したが、もう遅かった。
明日から始まる調教の準備に蛭田、佐々木、志田が忙しく取りかかってる事を、夏子が知るはずもなかった。
ホテルの部屋には佐々木、志田、蛭田が先ほど録画された動画を見ながら談笑していた。
「まだフェラはぎこちないですな」
佐々木が言うと
「いやいや。これだけの美貌と良いスタイルの人妻は、めったにいませんよ」
「しかも気が強い。こういう人妻はとことん調教して、肉便器にしてやらないとね」
蛭田が興奮気味に話した。
「明日の朝、小田が出勤したら、そのまま二週間ほどフィリピンにでも出張させましょうか?」
佐々木が笑いながら提案すると、
「おぉ、それはいいですな。二週間毎日責めれば、確実にモノにできますよ。下手したら気が狂って壊れちゃうかもしれませんな、へへへへ」
蛭田が言うと、
「そうなったら、いつものように海外に売り飛ばせばいいでしょう」
志田の言葉に3人は大笑いした。
つづく
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