「ヒヒヒ、始まりだ」
内藤はそう言うと亜希子の胸に縄を掛け、後ろ手に縛りそのまま天井から吊した。
「イヤっ、イヤっ」
抵抗すればするほど縄が胸に食い込んでいく。
「ヒヒヒヒ。少し泣いてもらおうか」
そう言うと内藤はチューブ入り歯磨き粉のような物を取り出した。パッケージには【瑞喜クリーム】と書いてある。
「奥さん、娘がそろそろ帰ってくるんじゃないのか?」
内藤が言うと亜希子は青ざめて
に
「やめて!娘には何もしないで」
い
と叫んだ。
「だったら我慢比べだ。これから10分間声を出さずに耐えたら家に帰してやる」
と言うと、ツンと尖った亜希子の乳首に瑞喜クリームを丁寧に塗り込んでいった。
五分くらいたったあたりから薬が効いてきてるのが、亜希子の表情でわかった。
美しい髪は脂汗をかいた美貌にべっとりとくっ付き、瞳は潤い、下唇を噛みしめ耐えている口元からは「はぁ、はぁ」という荒い息づかいとともに、だらしなく涎が垂れている。
その妖艶な顔は、人妻の仮面をはぎ取られた、メスの顔をしている。
「さぁ、あと五分だ」
そう言う内藤の手には鈴が付いた洗濯ばさみが2つ握られていた。
内藤は洗濯ばさみで乳首の廻りをなぞると右の乳首を(パチン)と挟んだ。
「う、うぅ…」
痛い、というよりも、先ほどのクリームで敏感になった乳首には、堪らない刺激だった。
内藤はキリッと締まった亜希子の口元から垂れる涎を舐めまわしながら
「こっちはちょっとキツいぜ」
と言うとバイブ付きの洗濯ばさみで亜希子の左乳首を挟んだ。
その刺激は35歳の熟れた人妻の身体には残酷すぎた。
「あぁん、い、いぃ…」
その喘ぎを待ってたかのように、内藤は亜希子の尻にショーツの上から鞭を二、三度打った。
ビシッ、ビシッ!!
「い、痛ぁぁい」
そう言う亜希子に内藤は
「せっかく耐えたら家に帰らせてやろうと思ったのにな」
と言い、また鞭の先端で乳首を刺激した。
「ぁぁん、いい。堪らない」
亜希子は自分でもわからなくなっていた。いや、正確に言うと刺激に溺れていた。
「旦那やガキより自分の快感を選んだ悪い人妻だな」
内藤は再度、鞭を付けた。
「いやぁ、お願い。主人と娘の事は言わないで」
亜希子は罪悪感と快楽の狭間で泣きじゃくった。
アメと鞭、まさにそんな責めは、ありきたりな夜の営みしか知らない淑妻亜希子には堪らないものだった。
痙攣した身体から鳴る鈴の音が、部屋中に響き渡っていた。
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