私はね、本当は女将になるはずじゃなかったの。5つ上の兄が跡を継ぐ予定だったんだけど、大病を患い無亡くなって。それで私が江戸時代から続くこの旅館の跡を継ぐ決心をしたの。でも、私に対して辛く当たる人もいたわ。小娘に跡が継げるほど簡単な商売ではない、とか。でも、その一方で協力してくれる方もいて、お陰で何とかここまで頑張ってこれたわ。テレビに出た時は、旅館の皆がよろこんでくれて。
女将の目に、光るものがあった。女将、一緒に入ろう!と、湯船に行くことを促した。湯船では、お互いの愛を確かめるためにこれ以上ない位に抱きあった。女将の唇は柔らかく、ずっとキスしていたい、と思わせるほどだった。その後、俺の部屋で改めて抱き合い、二人の濃密な夜は更けていった。
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