「サコちゃんと私は、もう生命共存の中になりましたよ。」って、言われた。
「どういう事でしょう。」
「今まで何度も、愛し合いました。
セックスの相性も、ぴったりです。
お互いの欠点も、良い所も、理解してる。
そしてこのご時世で、同じ空間に一晩中一緒です。
ふつつか者ですけれども、よろしくお願いいたします。」って、硬い挨拶をされた。
「えっ、逆プロポーズか?」
「私では、不満?
嫌ですか?」
「俺は、馬鹿の変態だよ。
そんな所に嫁に来るの?」
「もらってくれる。」
「良いよ。
俺だらしなくて、エッチだよ。」
「わかっている。」
「直ぐ子供できちゃうよ。」
「うん、大丈夫です。
子供好き?」
「うん。」
「最初は、どっちが欲しい?」
「う~ん、女の子かなぁ。
まぁ元気な子供ならば、どちらでもかまわない。」「ありがとうございます。」って、抱きつき涙?
「おい、おい理沙らしくないよ。」
「さぁ、再開とふたり旅立ちに、お祝いの飲み会始めようぜ。」って、椅子をくっ付けて、理沙は、肩を寄せて飲み始めた。
この時の理沙は、やけにしおらしくかわいい?
でもって、しっかりしている。
まぁ、ずぼらな俺には、しっかり者の美人の理沙は、奥様としては、ぴったりです。
いつかプロポーズする機会を狙っていたんです。
「あっ、ちょっと見てくれる。」って、スマホの資料を開く。
「あのさぁ、理沙の指輪のサイズは?」
「えっ。」
「後どのデザインが欲しい?」
「あなた。」
「俺馬鹿だから、わからない。
いちおう儀式だから、直ぐには無理だけども約束するよ。」って、見せる。
「あなたは、純粋な男です。
本当にありがとうございます。」って、泣き出してしまいました。
「これから一緒にゆっくりと計画して、まぁ理沙に、ほとんど任せた。」
「わかった。
ビシ、ビシ行くよ。」
「ほどほどにお願いいたします。」って、抱き合いキスしました。
すっかり夫婦の食卓になった。
俺は、嬉しくて、ぐいぐい飲んでしまいました。
「相変わらずママさんやり手だなぁ。」
「今接客業は、生き残りです。」って、理沙ちゃんもその話には、反応して、ぐいぐい飲んでいました。
あっという間ボトルはあけた。
「いつもおらぁ、酔った。」って、寝てしまうらしい。
この時も、せっかく理沙ちゃんが、泊まりに来てくれたのに、寝込んだ。
朝方に頬を「ちょいちょい」って、つつかれた。
「おーい、起きてよ。
会社に遅れるよ。」
「う~ん、今日は、会社休みだから、寝る。」
「おーい、ならばちょっとだけ起きてよ。
ほらぁ、これなら起きるか?」って、キスをされた。
「うぐっ、理沙ちゃん苦しいよ。
ダメ。」
「だって、理沙だけだとつまらないよ。
それとお願いのお話があるんだ。」って、身体を揺すられた。
「う~ん、わかった。
起きますよ。」って、起き上がる。
理沙ちゃんに、手を引かれリビングに行った。
リビングには、知らない小さな女の子が床に座っていた。
「理恵ちゃん、パパ起きたよ。
一緒に朝ごはん食べましょうね。」って、理沙ちゃんの膝の上に、小さな女の子が、ちょこと座る。
「あっ、えっとΣ(Д゚;/)/
この女の子は、誰?」
「私の娘の理恵です。」って、言われた。
「はぁ、えっ、えーえーぇ。」って、二日酔いの寝ぼけた頭で、状況の整理は、辛い。
「今まで黙っていたけれども、私シングルマザーです。」
「えーえーぇ、うん。はあーぁ。嘘。」
「娘と一緒に、一生懸命生きている。」って、言われた。
よく見て理恵ちゃんを狙ってじっくりと見た。
理沙ちゃんがそのまま小さくなったら、そっくりです。
「うん。」
「迫田さんには、助けて欲しい。」
「う~ん、何かなぁ。」
「これからは、私たちと一緒に生活してもらえませんか?
こぶつきの私と結婚してくれる?」
「う~ん、う~ん。」って、唸る。
昨日お互いにプロポーズしました。
気持ちは、一緒だった。
共に歩む決心しました。
そしたら翌朝はもう女の子が、家族に加わる。
超スピード家族構成です。
「だめですか?
あまりに突然だし、私独身って嘘っぱちです。
ずーとあなたを、騙していました。
本当にごめんなさい。」って、理沙ちゃんはうつむきます。
理恵ちゃんが、膝から降りて俺の傍に来た。
「パパぁ。」って、大きな瞳で見つめる。
そして手を伸ばして、甘えた。
俺と同期は、ほとんど結婚か同棲している。
皆も赤ちゃんが、産まれた。
同い年位の子供も、多い。
そろそろ潮時の年頃ではあります。
「うん、なんだかいろんな事情が、ありそうだね。
しかしながら俺なんかで良いの?」って言いました。
「私あなただから、全て話した。
理恵にも逢わせたんです。
朝方から親子で、押しかけてごめんなさい。
実は、あなたが寝込んだ後で、理恵を連れて来た。
だから夜は、3人で寝ていたんんだよ。
これからは、親子共にお願い致します。」って、立ち上がり深々と頭を下げた。
理恵ちゃんの頭も、理沙が下げさせた。
「パパぁ。」って、甘える理恵ちゃんは母親似で、美少女です。
抱っこして膝の上に乗せた。
ニコニコって、笑うえくぼの理恵は、かわいい。
一発で、メロメロになった。
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