「美波ちゃん…まだ許してもらえないの?」と聞くと美波は「…うん」と頷いた。「何が原因?」と更に聞くと「昨日、算数のテストがあって今日却って来たんだけど…点数が悪かったから隠してたの…それがバレちゃって…」と答えた。「そっか…で?テスト何点だったの?」「…28点」と小さい声で言った。「それはかなり悪いね…」と言うと「私…算数苦手」と言った。「じゃぁさ…俺が教えてあげようか?」と言うと「えっ!?公太君出来るの?」と聞かれ「現役のK大生だよ」と言うと「あっ!?そっか」と言った。「明日恵理子さんに聞いてみるよ」と言うと「うん」と頷いた。それからすぐに恵理子が「美波…反省した?もう入りなさい」と言い、美波は「ゴメンナサイ」と謝り中に入った。……翌日の日曜日。集合住宅の自治体の掃除があり参加した。俺は恵理子に家庭教師の申し出をしてみた。すると意外にも簡単に恵理子はOKを出してくれた。家庭教師の日は、水曜と土曜の夕方6時から7時半と決まった。「公太君宜しくお願いします」と美波は言った。
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