美波は眠くなったのかウトウトし始めた。「美波眠い?…自分の部屋に戻るか?」と聞くと美波は首を振り「公太君と一緒に寝る」と言った。「ママが帰って来たら心配するんじゃない?」と言うと美波は「多分ママ今夜帰って来ないと思う」と言った。俺は驚き「マジで?」と言うと「うん…ママって飲み会の時、時々帰って来ないんだ」と平然と言った。「その時美波はどうしてんの?」と聞くと「別に何もしてないよ?…お腹減ったらカップ麺かパン食べてるし…ママも夕方までには帰って来るから」と言った。「オバチャンは帰って来るの?」と聞かれ「うん」と答えた。…部屋の布団に一緒に入り暫く話しをしていたら、美波の反応が無くなり顔を覗くと、静かな寝息を発てていた。俺はそっと起きベッドを抜け出し、部屋の電気を消して居間に行った。それから少し時間が経ち11時過ぎに母が帰って来た。「あれ?美波ちゃん居るの?」「うん…今俺の部屋で寝てる」「恵理子ちゃんはまだなの?」「何か美波が言うには今日は帰らないんじゃないかって」と言った。
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