俺が戸惑っていると「じゃぁ…あたしで練習する?…桜はまだ寝てるから」と言った。俺は「分かった」と言った。「じゃぁ始めよう」と言うと早紀は向き直した。中身は早紀だが外見は桜だったので俺は照れくさくなった。「さ、山口桜さん…す、す、……」と照れていると「ちょっとぉ…何照れてんのよっ…練習だろ?…あたしまで恥ずかしくなるじゃん」と言った。早紀も少し赤くなっていた。「しょうがないだろう?…外見は桜なんだし」と言うと「ああ…そっか」と言い少し考え「いい事思いついたっ」と言った。「あたし下向いてるよ…それなら出来るだろう?」と言った。俺は「それなら」と言うと「でしょ?」と言った。しかしこれは早紀の罠だった事に、俺は気付かなかった。早紀は「じゃぁもう一回っ」と言うと下を向いた。「はい…どうぞ」と言うと俺は「ふぅっ」と息を吐き出し「山口桜さん…入学して再会した時から…桜さんが大好きです…良かったら俺と付き合って下さいっ」と言った。すると「私も貴君が大好きです…お願いします」と言った。
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