気がつくと5時を過ぎていた。俺達は3時間近く話していた。「私もう帰るね?」と言って桜はカバンを持ち立ち上がった。俺は「あっ…送ってくよ」と言った。桜は「えっいいよ大丈夫だから」と言ったが「俺がもう少し居たいんだ」と言うと「じゃあ…お願いしようかなっ」と言った。俺は明奈に「山口さん送ってくから」と言うと「はぁい…ごゆっくりぃ」と言った。2人並んでゆっくり歩いた。「こっち来るの久しぶり」と言うと「そうなんだ」と言った。桜の家に着いた。「じゃあ…送ってくれてありがと」「うん…また明日」「うん明日ね」と言うと門扉を開けた。「あのさっ」と言うと「何?」と言った。「2人の時は名前で呼んでいい?」と言うと桜はニコっとして「うんっいいよ…じゃぁ私も貴君て呼ぶね?」と言った。俺はくすぐったさを覚えた。「それと…朝一緒に登校しない?」と言うと「私なんかといいの?」と言った。俺は力強く頷いた。そして「じゃぁ今度こそまた明日」「うん…また明日ね」と言って別れた。俺は嬉しくなった。
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