桜は「お邪魔します」と言った。「そんな畏まらなくていいよ…家共働きで居ないから」と言うと「えっ!?」と言った。俺は言った後(あっ!?)と思った。俺の部屋に行った。桜は少し緊張していた。俺はキッチンに行きジュースとお菓子を用意した。「もしかして緊張してる?」と聞くと桜は頷いた。話しをしたがお互い意識してしまい続かなかった。「あのさっ」「はいっ」と桜の声がうわずった。俺達はそれに笑い緊張が解けた。「ゲームでもする?」と聞く「うん…弟とよくやってる」と言った。「弟居るんだ?」「うん…今S6…小川君は?」「俺はC2の妹がいる」「妹さんかぁ…仲いいの?」「まぁいい方じゃないかな…最近生意気だけど」と言うと「家も生意気になってきた」と言った。「アルバム見る?」と聞くと「見たいっ」と言った。俺は家族アルバムと小中の卒業アルバムを出し、さり気なく桜の隣りに座り、ページを捲りながら説明をした。桜の匂いが鼻を掠めた。俺は大胆になり桜の手を握った。桜は一瞬ビクっとしたが逃げなかった。
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