シナリオ 官能小説

めくるめく官能世界に程遠く　

「お茶飲み会って、宅飲み女子会のこと」
「うーんまあ、そうね、あの人達にとってはね、どこのお宅もお子さんがいたり、お年
寄りがいたりで、気軽に集まれるところって少ないのよね」
「素朴な質問、集まって何するの」
「親睦といえば聞こえはよいですけれど、噂話や愚痴で日頃のストレスを解消するの、
あなたも混ざってみます」
「冗談でしょ」
「これが冗談ならね、私、どれほど楽なことでしょう」
「？」
「酔った勢いで、あなたを取り押さえて、ファッションショーを開こうなんていう人達
なのよ、大切な旦那さまにそんなことぜったいさせませんから、って言うんですけどね、
ぜんぜん聞いてないの」
「だから酔っ払い女は嫌いなんだ」
「あれは酔っ払ってるふりをして半分本気よ」
「捕まったらどうすれば」
「おとなしく観念されることね」
「ええー、まゆさんまで」
「しょうがないじゃない、私も見たいし」
「？？？」


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