めくるめく官能世界に程遠く
父から電話。
インターン実習でお世話になった社長から父に電話があり、父と社長が直接会ったという。
仕事以外の話では、主に息子の就職のことだった。
父は2、3年他で修行させて自社に戻すつもりで、息子の自分も依存はなかった。
けれど、実習先の社長は、後を継がせるなら、従業員が違和感なく受け入れられるよう、
自社で雇用し、早急に準備を整えるべきであると直言、父が翻意しないならば、自分のと
ころで預かると申し出た。
社長の事業と父の事業は異業種どうしで接点はない、なのに何故・・・・
社長に預ければ、息子が手元に帰って来ない可能性が高いと踏んだのだろうか、父は社長
の考えに同意し、息子を自社から始めることにしたという。
自分としては、他社での修行を口実として、しばらく新婚気分に浸っていたかったけれど、
古参の従業員達がずらずらいる中では、そうもいかなくなった。
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