めくるめく官能世界に程遠く
「ららら、この体重計壊れてるみたいだから、新しいの買わないとダメみたい」
「どうしたの」
「何でもないわ」
「お、体重計、どれどれ」
「えっ、ええー、53キロ、あなたの体重こんなもの」
「だと思うよ、重くはないな」
「軽すぎよ、よく体力がもつわね、飛んでっちゃいそう」
「はは、走り幅跳びならお任せあれ」
「昼間、何食べてるの」
「学食のかけそば、たまにきつね蕎麦とか、月見蕎麦とか」
「おそばばっかり」「あだ名、かけそばだよ」
「ダメよ、若いんだから、もっと栄養価の高いものをバランスよくとらないと」
「はいはい」「わかってないでしょ」
「わかってますって、お姉さま」
「やめてくださる、その言い方、年を思い出してしまうじゃない、儚んで身投げしたら、
あなたのせいですからね」
「そんなバカな」
「うふ」
「ねえ、今、幾らある、体重」
「話を変えようとしてるでしょ」
「いや、それもあるけど、ふふ、純粋にただ知りたいなあ、なんて思っちゃったりな
んかして」
「その体重計、壊れてるんだわ、そうよ、きっとそう」
「あん?」
「えっ、何するの、あ、ちょっと、ねえ」
お姫様抱っこで体重計に乗ってみた。
「じっとして、へえー、うん、わかった、そうなんだ」
「もういいでしょ、早く降ろして」
「その割には抱きついてるよね」
「だって、こわいもの」
「米俵ぐらい担げないようなら男やめるよ、あー、いい匂い、はい、軟着陸」
「もう、あなたって、女を驚かす天才だわ」
「それって、もしかして褒めてる」
「いいえ、呆れてるんですう」
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めくるめく官能世界に程遠く 美の昇天
「そのスカート、よく似合ってるよ」
「そう、ありがとう、20代の頃のような体型ならもっと似合うんでしょうけどね」
「今のほうが断然いいよ、昔の絵画でも肉感的な女性を好んで描いてるくし、ある程度
ぽっちゃりしたほうが女らしいよ」
「へえ、そうなのね、女性とお付き合いしたことない人なのに、よく知ってらっしゃい
ますこと」
「ガラパゴス・コモンセンス、日本の若い女性は痩せすぎだよ、女性というより、発育
不良の中高生」
「まあ、ヒドいおっしゃり様、外で公言なさらないほうがよろしくてよ」
「言いませんよ、未だ生きていたいもの」
「ぷっ」
「スカート、涼しそう」
「風遠しがよいから、夏は蒸れなくていいわね」「ふーん」
「穿いてみたら」「いいよ、べつに」
「ご自分で体験してみるのが一番よ、はいどうぞ」
スカートを脱いで差し出した。穿いてみた。
「ウェストがゴム使いで、穿き心地いい、クセになりそう、生地はなに」
「プリーツのジョーゼット」「へえ、ジョーゼットは知ってるけど、プリーツって」
「ヒダの折り目加工のことですって」
「ふうん、手触りいいね」
「足元がスースーするわ、スカートちょうだい」
「やだ、パンティの匂いを嗅いでから」
「しようのない人、うふ、おいたさんなんだから」
椅子に浅く座り、上体を背もたれに反らして、M字開脚を肘掛けに乗せ、嗅ぎやすい
姿勢をとった。
膝をついて顔をパンティに押し付けてみた。
美熟女も催促するように、両手で顔を左右から押さえ股間に押し付けた。
ふたりだけが感じ取る性の甘い匂いの漂いが男の性衝動を刺激し、肉棒がたちまち勃起
して、我慢汁をタラーリ漏らした。
腰が浮いたタイミングで、美尻のほうからパンティを剥いでいった。
滑らかな剃りマン丘陵に手を当てると、女性自身へゆっくり滑り落ち、会陰に至り、未
開の花弁の蕾で止まった。
蕾と丘を手のひらと指が行き来する度に、小陰唇から泉がじわじわ湧き出でてきた。
隠れているおちんちん道祖神の辺りを唇で吸い、舌で舐め上げると、かわいらしいおち
んちんが露わになり、丘へと続くシルクロードを擦る指の行く手を遮り、小陰唇のオア
シスで旅の疲れを癒すように促した。
膣口を見つけた中指は水浴びしたさに喜び勇んで飛び込み、深いと知るや、溺れまいと、
慌てて助けを求めて膣の中でバタバタした。
何事かと薬指が身を乗り出した途端、薬指も藁をも掴む思いの中指と共に中へ中へと引
き込まれ、二本の指もろとも愛液井戸と化した膣の中で膣壁の吸引に諍おうとしたけれ
ど、所詮無駄な抵抗に終わり、ずっぽり指の根元まで引き込まれ、子宮女神の門外洞窟
でヒクヒク痙攣して事切れた。
見上げると、愛の女神の美熟女は、香り高い匂いを発しながら、霞んだ目をして、緩ん
だ口元から女液を垂らして昇天していた。
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