めくるめく官能世界に程遠く
まいのキス麻酔の洗礼を受けた。
以降、時間を掛けてセックスレスの限界まで及び、彼女は幾度となく失神を繰り返した。
まいを傷つけていないことを、まゆへの裏切りでないことを祈るのみ、深い眠りに入っ
て行った。
天を突く幻の様な夢を見たけれど、覚醒し始めると、一瞬のうちに霧散し覚えていなか
った。
重苦しさを感じて目を開けた。
まいの女体が胸の上に倒れ込んでいた。
即勃起、ところがいつもと違い、締め付けられる感覚で自由が利かない。
まいを静かに横に降ろそうとして股間に目をやった。
全身に震えが走った。
まいの膣を肉棒が貫いていた。
しまった!
「まいさん・・・・ごめん、俺」
「あなたは何もわるくないわ、あなたが眠った後、まいが立たせて入れたの、ごめんな
さい」
「えっ」
「お母さんがゴムをくれたの、お母さんはきっとこうなると思ったのね、好きな人に処
女を捧げられて、まい、本当にうれしいんです」
二重にびっくりした。
肉棒にコンドームが嵌められ表面に薄っすらと出血が付着していたけれど、精液は溜まっ
ていなかった。
理由はどうあれ、自らの不甲斐なさを恥じ、唇を噛み締め、まいの体を抱き締めながら、
涙腺緩く涙を溜めた。
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