めくるめく官能世界に程遠く
補習(予習)8回目
開始から2~30分ほど、余計な会話なく、単調に進んだ。
一区切りついたところで、男がボソッと切り出した。
「まいさんには少し刺激が強すぎたね、ごめん」
「まいを嫌いになったでしょ」
「いいや、好きだよ」
「うそよ、うそ」
「嫌いな人の家にわざわざ出かけて来るもんか」
「だって」
「いつもと違う世界で、いつもと違うまいさんに会えた、まいさんには恥ずかしい思い
をさせたかも知れないけれど、僕はうれしかったし、よかったと思っていますよ」
「どうしてそんなに、お兄さんはまいに優しいの」
「自分でもよく分からない」
「私、知っています、お姉さんからまいに優しくしなさいって言われて、仕方なくよね」
「言われたのは事実、でも、そうじゃない、まいさんは僕の性格分かってるよね、ひと
に言われて何かを進んでするなんてこと、僕にできっこないんですよ、自分がまいさん
を好きだから、あいするか、、あっ、、暑いね、アイスにする、モナカにする、買って
くるけど、どっちがいい」
「あはは、お兄さんったら」
「まいさん、のどちんこ見えるよ」
女子高生は口に手を当て、涙まで浮かべて笑いをこらえた。
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