めくるめく官能世界に程遠く
シャワーを浴びてバスタオルを腰に巻き、寝室まで下着を取りに行くと、ベッドで女子
高生がオナニーしていた。
「うーん、あー、あなたあー」
あなた?って誰だ。
目と目が合った。「キャッ」
「びっくりしちゃったわ」
女子高生の右側に横になり、服の上から乳房の下に右腕を置いた。
「今、あなたとか」
「えー、そうだったかしら」
「新たなBFができたら、僕にも教えてね」
「・・・・」
「ん?どうしたのかな」
女子高生のほうからキスしてきた。
「今日だけ、まいのあなたはこの人」
人差し指で男の鼻先を突いた。
「えっ」
「だからー、お兄さんが私のセックスレスの旦那さまなの」
「あー、そういうことね」もう驚かなかった。
「いいわよね」
「うん」
「きのう、隅々まで嗅がれて、それだけで体中がどうにかなりそうで、何度意識が飛ん
でっちゃったか分からないわ、あれってオーガズムなのかしら」
「さあ、今度お姉さんに訊いてみるよ」
「今日だけは、お姉さんの話はなしよ、いいでしょ、あなた」
「まいさんにあなたと言われると、なんだかなあって気はするけど、ま、いっか」
「うふ」
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