めくるめく官能世界に程遠く
安易にOKして、ハタと気付いた。
これからカラオケを探して、果たして門限までに女子高生を帰宅させることが出来るの
か、どうする・・・・
「まいさん、門限に間に合いそうにないから、また今度にしない」
「えー、そんなー」
「ご両親を心配させても、楽しくないと思うよ」
「じゃあ、このままお兄さん家へ行って、CDラジカセを使うのはどうかしら、お姉さ
んには少し気が引けますけれど」
「そうだ、そうしよう、お姉さんには正直に話せばいい」
「お姉さんが大好きになった訳がよくわかるわ」
「えっ、何か言った」
「ううん」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
CDラジカセとPCを使い、女子高生の歌唱に聴き惚れた。
「まいさん、歌が上手いね」
「やーだ、お兄さんたら」
「だって、本当だもの、僕はどう」
「んーー、まあまあね」
「おお、それ、僕には誉め言葉です、木に登ろうかな」
「えっ、木がどうしたの」
「兄貴もおだてりゃ木に登る」
「あはは」
「お兄さん、今日はどうもありがとうございました」
「とんだデートにさせてしまい、ごめんね、僕こそ貴重な体験をさせてもらいました、
どうもありがとう」
「お兄さん、シャワー使わせてもらってもいいかしら」
「いいですよ、使い方分かるかな」
「ええ、わかります」
脱衣場から着衣のすれる音がした。
でも、シャワーの音がしない。
脱衣場のドアが開いた、全裸になった女子高生がいた。
「私の体のニオイを嗅いでみて」
「えっ」
「お姉さんの違いを知りたいんです、おねがい」
「まいさん・・・・」
バスタオルが彼女の体を覆った。
「早くシャワーを浴びよう」
「どうして、どうして教えてくださらないの、まいの体が不潔だから?」
バスタオルを跳ね避け、女子高生は涙を浮かべて訴えかけた。
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