めくるめく官能世界に程遠く
「どうでした、まいちゃんの様子」
「うん、前より積極的だったよ、それと、お姉さんは温か味のある素敵な人だから、裏
切ったら許さない、だってさ」
「うふ、飲み込みが早くて、とってもいい子よねえ、うんうん」
「でも、女性免疫ゼロがどうのは、どうもねえ」
「好きだった彼は、付き合う子をころころ変える性格らしいから、男性の違いがはっき
りわかる好対照のあなたがとても重要なの」
「ふーん、いまいちよく分からないけど、ま、いっか」
「うふ、いいのいいの」
「なんか女の子と話していると、どっと疲れる、まゆさん、ちょっとこっち」
「なにかしら・・・えっ、あら、なに、えー、うふ」
ソファーに押し倒し、半身で左腕を首からまわし、右腕を彼女の左乳房を越えて脇に添
え、抱き枕を抱くように、じっとしたまま、彼女の発するいい匂いに酔いしれながら、
そのまま心地よい眠りに入った。
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