めくるめく官能世界に程遠く 補習初回目
週1といっても、相手はJK、ご両親のどちらか在宅でなければならず、日にちの調整
は殊の外手間取った。
ようやく1回目が始まった。
小声で詰問した。
「まいさんに数学の補習、本当は必要ないんだよね」
「えっ、・・・・」
「心配しているご両親の手前、補習はするけど、理由を話したくなったら、いつでもい
いので、話してくれるかな」
「はい」
「ありがとね」
ノートの取り方が几帳面、さすがに女の子、手間を省かない。
全教科ノートを使わず、教科書や参考書の欄外に要点を書き込む自分とは大違い。
ひとには勧められない手間省き、読んだ書籍の書評からGFへの切々とした思いの丈まで、
何でも欄外に書いてしまうから、図書館は利用しない(できない)。
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