めくるめく官能世界に程遠く
補習(予習)まい専属進路お手伝いさん 18回目
「工学祭があるけれど、まいさん行く?女子高生が行って楽しいかどうかは・・・」
「お姉さんも行かれるんでしょ、だったら遠慮するわ」
「旅行積立で友達数人と温泉旅行へ行くって」
「へえー、前にも行かれたわよね」
「あー、そういえば」
「うふ、工学祭行きたい、行きたい、行ったついでにあなたの家にも、ワクワク」
「まいさん、またおかしなこと考えてないだろうね」
「おかしなことって、何かしら、お姉さんの留守中あなたの面倒を見るのはまいの役目
よ」
「僕は大丈夫なの、ほっといてくれ」
「朝起きないで無呼吸で息してなかったらどうするの、大変でしょ」
「なんでそう不吉なことを平気で言うかねえ、信じらんないよ」
「だって、本当のことよ、あなた、ときどき息してなくて、ヒックって生き返るのよ」
「よく知ってるよね」
「耳元で生まれて初めて男性のイビキを聴かされたのよ、知っているに決まってるじゃ
ない」
「あー、あのときはきっと、たまたまだよ、女性軍団だらけの恐ろしい目に遭ったスト
レスかも」
「よくお姉さん何も言わないわね」
「言われたことない」
「ストレスが原因なら、尚更、お姉さんが留守中、まいが見張っていないと」
「ああ、もう・・・いいや、好きにすれば」
「うふ、たのしみだわ」
「熱出そう・・・」
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