めくるめく官能世界に程遠く
まい宅リビング
「まいさんの補習のことで、ご相談したいことがあります」
「何かしら」
「元々まいさんはよくお出来になられていましたし、最近のテスト結果でも上位をキー
プされています、このまま僕が補習や予習名目で伺っても、まいさんの勉強のさまたげ
になると思いますので、この辺で一旦、区切りをつけたほうがよろしいのでないかと」
「まいはあなたが来られなくなることを知っているのかしら」
「いいえ、まだ話していません」
「じゃあ、ダメね」
「えっ、僕がまいさんに教えることは何もないですよ」
「あなたがご結婚され、お父さまの事業を継がれることで、何かとお忙しいのは存じて
いますわ、でもね、思春期のまいが精神的に安定して過ごせているのは、あなたが見守
ってくださっているからよ、残念ですけど、母親の私でも出張続きの父親でもないの」
「僕はまいさんの部屋でイビキかいて居眠りすることぐらいしか」
「うふ、いいじゃない、まいには心地よい音楽ね」
「ええー、お母さん、いや、お母さま、いいんですか、それで」
「ええ、結構よ、私もあなたが来られないと淋しいわ、うふ」
「これからもお母さまとお約束のいつもの軽めのおしるしをおねだりしろと」
「りょうさんったら、いやーね、軽めだなんて、これからは重めよ、ダイエットにもよ
さそうだわ」
「はい?」
まゆみだけでも身が持ちそうにないのに、まいの他にまいの母親まで・・・誰だ、こん
なシナリオ描くのは・・・女3人なんてぜったいムリ。
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