子作り耐久36時間挑戦中
「まゆさん、身体の具合はどう、起きられそう」
「ふぁい、たいひょーふでひゅ、なんひょひゃ、生きてまひゅう」
「やっぱりな、少しやりすぎだよね」
「ひょんなこと、ありまふぇん、ふわふわひて、しゅぎょーきゅ、きゅもちいいにょ」
「まゆさん、ろれつが回ってないんだけど」
「あら、ひょうう、うひゅ」
「リタイヤしようか」
「イヤでひゅ」
「じゃ、インターミッション」
「ふぁい」
まゆみは全身脱力してピクリとも動かず、幸せそうに深い眠りへついた。
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「まゆさん、起きられる?卵とじのおじや出来たよ、腹が減ったので作ってみた、ネギ、
椎茸、人参、みつ葉が入っている、熱いからふうふうして」
「えっ、作ってくださったの、どうもありがとう」
「ニオイのきつそうなものは入れてないけど、出汁と塩加減がいまいちよく分からなくて」
「美味しい、あなたが旦那さまで私、幸せだわ」
「体中から発するいい匂いの妻がいるなんて、これはもうね、奇跡の何ものでもないです」
「うふ」
「あと12時間あるけど、どうする、耐えられるの」
「もちろんよ、あなたがギブアップされるまではね」
「へえー、まゆさん、なんだかどんどん若くなっているよね、僕が生気を吸い取られてそう」
「まっ、あなたが干からびたらどうしましょ」
「はは、お吸い物にでもどうぞ」
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