めくるめく官能世界に程遠く
「まゆさん、ラブホへ行ったことある、あるよね」
「何です急に、ええ、何度かは」
「どんなところ」
「えっ、まいさんといらしたのでは」
「いいや、一度も、ラブホは風営法で未成年を連れては行けない、専らデイユースの普
通のホテル、それも本来であれば保護者の許可が要るのだけれど」
「そうでしたのね」
「まゆさんとラブホへ行ってみたいけれども、どんなところか知りたくて」
「私も連れていってもらっただけですから、よくは知らないわ」
「そう」
「あ、でも、いろいろな部屋があるみたいよ、知っているのはガラス張りのバスユニッ
トがベッドからまる見えだったわ」
「おー、いいね、まゆさんをずーっと眺めていられる」
「うふ、いやあね、あなたったら、えっち」
「ふふ、男がHな気分にならず、起つものも起たないラブホなら用がない」
「うふふ、うーん、まあね」
「食事はどうするの」
「ビジネスホテルと違って外に出れませんから、さあ、どうするのかしら、ほとんど
休憩での短い利用だったからわからないわ」
「清算は」
「ホテルによって違ったみたい」
「ふーん、明日行ってみようか」
「ええー、明日?うふふ、あなたって、興味を持つと、何でも直ぐに試したがるのね」
「そうですよ、興味は最大の源泉・ソース、行動は最大の力・パワー、結果は最大の
歓喜・エクスタシー」
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