めくるめく官能世界に程遠く 美熟女の母親
美熟女の母親から、話をしたいので来て欲しいとアパートに電話があった。
母の妹の一件もあり、すぐ下着を着替え、美熟女の元へ向かった。
「話は娘から聞きました。あなたが娘の彼ですよね?ずいぶんお若いのね」
「はい、お嬢さんとお付き合いさせて頂いている若輩者です」
「素直にお訊きしますから、どうぞご気分を悪くなさらないでくださいね、あなた、あ
の娘のどこに魅かれたの」
「心根の優しさに魅かれました」
「具体的に言って頂かないと」
「私の母親を思い出させてくれる唯一の方でした」
「ああ、それでひと回りも違うあの娘と」
「お嬢さんの優しさが年と関係のないことは、女親のお母様が一番よくご存じの通りで
す」
「でもね、近々離縁する三十路なんですよ、二度と結婚に失敗させたくないのよ、学生
さんのあなたが、あの娘を幸せにできるのかしら」
「おっしゃる通り、学生の身ですし、お嬢さんを幸せにできるかどうかわかりません。
また、出来もしないことは口にしたくないので、『一生幸せにします』とは申せません。
でも、ご両親さまにお約束します、お嬢さんを幸せにするよう、一生努力します」
母親は思ってもみなかった返答に暫し言葉を失った。
この学生、努力した結果、幸せに出来なくても、それは自分のせいではないと言いたい
のだろうか。でも、出来もしないことを口にされても・・・・
母親は学生の顔色を窺った。
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