めくるめく官能世界に程遠く
父に掃除を手伝わせ怪我でもすれば一大事、ふたりで母の眠る我が家の墓を掃除、父は
その間、本家墓参り。
掃除を終え、父を交えて我が家の墓前に花を手向け、線香の煙が棚引く中、合掌。
仕事一筋の父には判かりようもないけれど、まゆみから「琴」の匂いがした。
どじょう鍋の店が今は鰻屋になっていて彼女が予約の席で、3人が会食。
まゆみが、父子の顔色を見ながら2人が話すきっかけを作ろうとするけれど、酒も飲まず、
元々話し上手でもない2人、すぐに会話が途切れてしまい、彼女も仕舞いに諦めムード。
けれど、彼女には凡そ察することの出来ない父子の無言の会話が、会食を通じて既に成立
していた。
まゆみに心から感謝。ありがとう、まゆさん。
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