めくるめく官能世界に程遠く
この季節、さすがに押入れの中は暑く、服を脱ぎ捨て、下着姿になって眠っていた。
奥さん達は噂には聞いてはいたけれど、目の前のりょうの下着姿に目が釘付けになった。
「もういいでしょ、私の大切な主人ですからね、オープンデビューはここまでにさせて
頂きますわ」
押入れの戸をバタンと閉じた。
閉じた大きな音で、りょうは目が覚めた。
中は真っ暗、何が起きたのか分からず、押入れの戸を開けて外に出た。
奥さん達は再びりょうの下着姿を目の当たりにした。
まゆみはといえば、バスタオルを取りに行くことぐらいで、他にりょうを女性の好奇な
目から防ぐ手立てが思いつかなかった。
その間、酔いの回った奥さん達は、りょうを取り囲んで胸や股間を触り放題、りょうの
肉棒はニョキニョキ生えた。
夫以外の肉棒の変化を近くでマジマジ見た奥さん達は、異様な興奮を覚え、顔は上気し
目はうつろ、唇の端からタラーリタラリと涎を垂らした。
まるでゾンビが新鮮な血に群がるようで、りょうは恐ろしさあまり、声が出なかった。
まゆみがシーツを持って登場、りょうに被せて事なきを得た。
やはり、最後は何があろうと、まゆみの出番
「てめえら、大事な旦那に指一本でも触れてみやがれ、ただじゃおかねえから、覚悟し
やがれ」と、まゆみが言ったかどうか、誰の記憶にもない。
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