シナリオ 官能小説

めくるめく官能世界に程遠く

自己を大事にしようとするのは、美熟女と美少女で何ら変わらない。
けれど、周囲との関わり合いは大きく違う。

美熟女は、周りの流れに乗り、自分を目立たなくさせて、周囲との調和の中で自己を守
ろうし、
美少女は、周りの流れにお構いなく、自分を目立たせて、周囲との整合を図って自己を
守ろうとする。

男の側からすれば、美熟女は御しやすく、美少女は御し難いようにも見えるけれど、
それは男の勝手な視点であり、女性のありようを見ているわけではなく、導き出される
女性への対応もまた、大きな誤りをもたらすであろうことは容易に推測される。
その対応を見誤った典型が、美熟女の元夫であり、美少女の元彼だった。

りょうは、美熟女の懐に飛び込んで、彼女の安心を得ようとし、美少女の傍で彼女の動
きを見ながら安心を得ようとしている。
りょうの対応もまた、正しいなどとは誰も言えないし、判断は二人の女性が自ずとする
ことになるのだろう。
はてさて、二人の女性の幸せの匂いは何処に・・・・



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