めくるめく官能世界に程遠く
まい宅1階リビング
「今日はずいぶん楽しそうな予習でしたのね、2階の笑い声が下にも届いていました」
「すいません」
「うふふ、お兄さんったらね、まいの部屋がパワースポットなんですって」
「えっ、部屋に何かあるの」
「いえ、お嬢様のパワーがもの凄くて」
「うふ、あー、そうですのね、まいさん、魔法を掛けたら、りょうさんがお困りになる
わ」
「まいではないわ、お母さんよ、お兄さんはいつもお母さんを大事にしなさいって、お
母さんが大好きなのよ、だからお母さんにキスを迫るんだわ」
「まい、な、なんてこと」
「どうもすいません、つい、まいさんに釣られてしまいまして」
「おっしゃったの、まあ、どうしましょ、まいさん、違うの、あれはね」
「いいじゃない、お母さんだって、お兄さんにキスされて10歳は若返ったわ」
「元々、お母さまはお綺麗な方ですから」
「まあ、あなたまで、あ、暑いわこの部屋、ふうー」
「うふ、いいわね、ふたりも男性から愛されて、もっときれいになってね、まいのため
にも,お父さんのためにも」
「この子はもう、りょうさんもりょうさんよ、釣られたりなんかして、うふ」
かくして、まいの頭の中では、まいのボーイフレンドりょうが美貌の母親にキスを迫り、
まいにいけないと思いつつも、若い青年からのキスに応じて、若さを取り戻したことと
なったのであった。
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