めくるめく官能世界に程遠く
補習(予習)まい専属進路お手伝いさん 13回目
部屋に入り、ふたりで軽いキスのご挨拶。
「さっき、お母さまからお聞きしたけれど、理系コースを再選択したそうですね」
「はい、うちの学校ね、高校の各学年ごとにコースを変えられるの」
「ほう、そうなんだ、いいね、そういうの」
「ええ、でもコースを変える人は補習で大変みたいね」
「だろうね、で、まいさんが理系に残ることにしたのは」
「赤ちゃんに関わる仕事をしたいからよ、あなたの影響が大きいのれえーすぅ、うふ」
「ゲホゲホ、むせた」
「うふふ」
「文系でも、やろうと思えば出来そうだけど」
「うーん、そうね、やろうと思えばね、まいの場合は、やる気の元は理系の誰かさん、
人の縁って不思議よね、生き方まで変えられるパワーがあるんだわ」
「僕のパワースポットはこの部屋、鎮座されているお嬢様パワーに圧倒されそうなる、
人差し指で鼻先を突かれただけでビリビリビリビリ、石の地蔵になったし、いや、すん
ごいのなんの」
「あはは」
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