めくるめく官能世界に程遠く 母の妹
「あやちゃーん、居るんでしょう、開けて」、アパートに母の末の妹が来た。
決してわるい人ではないけれど、お節介が過ぎると思うほど、とにかく世話好き。
「その『あやちゃん』、やめてくださいよ、『りょう(稜)』なんだから」
「なに言ってるの、あなたのお母さんだって、小学校に入るまでは、乱暴な子にならな
いようにと、女の子のように育てて『あや、あや』って呼んでたのよ」
「そんなむかしの話、よく覚えていますね」
「年をとると、むかしのことは忘れないものなの、まあそんなことより、お父さまが、
近頃、一向に顔を見せない、って心配されてたわよ。それで、じゃ、私が覗いて来ま
しょうか、ってなったわけ」
叔母が覗きに来たかったのだろうと思った。
レモンティーを出した。
「ありがとう。気が利くわね、やっぱり姉の育て方よかったんだわ」
部屋の中に目をやり、隅々まで見渡した。
「ふうん、きれいに整頓してるのね、男の子の部屋じゃないみたい」
ドキッ。
「大学に泊まり込むことも多いから」
「へえ、そうなのね」
ホッ。
レモンティーのお代わりを出そうと台所へ立とうとした。
叔母が「あらっ、ちょっと、あなた・・・えっ」と言ったきり、背中を凝視したまま言
葉に詰まっていた。
叔母は立ち上がって近寄り、シャツの上から背中を擦りながら、
「あやちゃん、こうゆう趣味があるの、ふうん」
「・・・・」
「ううん、おばさん、誰にも言わないから大丈夫よ」
「・・・・」
「安心していいのよ、だから、おばさんにちょっとだけ見せて」
白旗完敗。シャツを脱いだ。
叔母は美熟女の下着を身に着けている上体を撫でまわし、舐め回すように見入った。
インナーとブラの膨らみに手を当て、中のヌーブラまで確かめた。
「うーん、おばさんがいうのもなんだけど、よく似合ってるわ、まるで女性みたい」
叔母を抱き寄せた。
「えっ、ちょっと、えっ、なに」
叔母の唇を奪い、懐かしい匂いのする乳房に顔を埋めた。
叔母は戸惑いながらも、敢えて諍わず、唇を合わされ、舌を入れられ吸われ絡められて、
唾液を飲まされた。
乳房を下から上へ丁寧に揉まれ、乳首を指でつままれ、唇と舌で愛撫され、口に含まれ、
舌で転がされた。
叔母の身体は脱力し、床に崩れてハの字に座り込んでしまった。床に愛液のシミができた。
「急にキスしたりするんですもの、おばさん、びっくりしちゃった、もう力が抜けて立
っていられなくなっちゃったわ」
「母さんの匂いがしたから」
「そうなのね、いいのよ、おばさんもあやちゃんが素敵な子になってくれて嬉しいわ、
今度またゆっくりと時間をとってお話ししましょうね、お父さまには、元気でしたって
言っておきますからね」
「お願いします」
ふらつく足取りの叔母を体で支え、バス停まで見送りに行く間、叔母は胸に顔を寄せた
まま、肩にまわした腕の中から片時も離れようとはしなかった。
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