その3
高校3年になって部活も引退し、受験勉強も本格的になった頃、京子からラインがありました。
同じラインのグループには、いくつも入っていましたが個別にやり取りした事は無く、突然のメッセージにビックリしていました。
京子からのメッセージは、再来週の土曜日にデートしようと言う内容でした。
私は、京子が仲間と遊びで揶揄っていて、返信したらグループで晒されるなと思ったので無視していると、翌朝、母親から京子とのデートの話を聞かされました。
母「あんた、京子ちゃんにデート誘われたんやろ?無視はあかんで、無視は。お金出したるから、ユニバに行っといでや」
と言われ、京子にメッセージを送りました。
私「お前、オカンにもラインしたん?」
京子「圭太が無視するから、おばちゃんから言うてってお願いしたわ」
その日の学校では、いつもだと目も合わせない京子が話しかけて来て、何故デートに誘ったかを聞かされました。
京子「おばちゃんに圭太を息抜きさせたってて、お願いされてんで。うちは、しゃーなしで行ったるんやから、有難いと思いや。おばちゃんからの条件は、うちと圭太の2人だけでデートしてって事やったから、誰も誘うなよ」
私「お前と2人は、なかなかキツイな」
京子は「うちに任せとき。君をアテにしてないから」
と言われ、私はムカッとしていました。 つづく
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