その12
京子との関係をいちいち説明するのも面倒なので、しばらくはその話題が出た時に拒否する態度で示していました。
すると、2日もすれば噂は自然鎮火し、いつもの学校に戻っていきましたが、噂は京子の友達グループがツイッターで広めたようで、京子も悪ノリしてやってたと、その日の夜にメッセージで告白して謝ってきました。
京子「やり過ぎた、ごめん」
私「ええけど、次のアイス奢りな」
京子「あんさん足元見よるの~」
私「お前、結構モテるん?」
京子「めっちゃモテるで」
私「なんで?」
京子「可愛いしスタイルええし中身も抜群やからな」
私「もうええわ」
京子「圭太もそこそこモテるやろ?」
私「いや、まったく」
京子「2年生に居てたで。圭太ファンが」
私「マジで!何組?名前は?」
京子「バレンタインにチョコ渡したって言うてたし。忘れたんか?」
私「記憶にございません」
京子「最低やな!」
私「バレンタインの時は、友チョコをいっぱい貰ったから誰に貰ったか覚えてない」
京子「その中に居てたはずやで」
私「誰?マジで判らん」
京子「もう昔の話やから忘れなさい」
私「明日から捜索やな」
京子「私が言うたって言うなよ」
私「なんで?あかんの?」
京子「あかん」
私「わかったからヒントくれ」
京子「3組の小松さんや」
私「明日、見に行こっと」
京子「顔も判らんのかい!」
私「山下がお前と付き合いたいて言うたで」
京子「むりむりむりむりむりむり…あと100回言えるわ」
私「明日、言うとくわ笑」
私達は、この日から毎日メッセージのやり取りをするようになったいった。 つづく
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