事業所に、着くと、初老の男性が、玄関前で、立っていた
真理子は、車から降りて、初老の男性に
『石田と申します、所長の、近藤様ですか?』と、確認すると
〔近藤です、よろしく〕と、挨拶をしてきた
〔しかし、早く、来ましたね~〕と、真理子に、言うと
『着任早々の、遅刻は…』と、口を、濁すと
〔まあ、朝礼に、間に合うように、遅刻せずに!〕と、笑顔で、言われて、真理子は、ホットしていた
所長室に、案内され、椅子に座ると、近藤は、どこかに、電話を、かけた
〔あ、近藤です…石田君が、着任しました。で、作業服は、こっちので?はい!じゃ!必要がある時は、追ってまた…〕と、電話を、切った
〔石田君、後で、作業服を、渡します。朝礼は、その格好で、出てください〕
〔それと、ここは、男性だけで、女性は、事務のパートさんだけですから、それなりに、覚悟はしてくださいね。〕
『はい、現場の仕事を、希望してきたので、覚悟は、出来てますが?過酷なんですか?』と、真理子は、質問をしていた
〔雨だろうが、寒さだろうが、一定の作業が、終わるまでは、室内には、入れません…それが、現場なんです…』と、近藤は、答えた
『がんばります!』と真理子は、答えた
〔朝礼の時間です、みんなに、挨拶しましょう〕と、近藤は、所長室を出る準備を始めた
真理子も、近藤の後を追うように、出る準備をして、ついていった
朝礼室みたいな所に、男性が、10人ぐらいいた
一人一人、名前を呼ばれ、返事をした
【所長の挨拶です】と、司会担当が、はっした
〔おはよう!今日から、みんなの、仲間入りをする、石田君です、しっかり、教えて、早く、一人前に、してください…〕
〔じゃ!石田君〕
と、近藤に、促され、真理子は、一歩前に出て、挨拶をした
『石田真理子です、よろしくお願いします。』と、頭を下げると、ものすごい、視線を、感じた
〔小田!教育係は、お前に、するから、しっかり、指導すること〕と、近藤は、指名をした
(俺じゃなく、他に、優秀なのが、居るでしょ!)と、近藤に、食いつくと
〔主任なんだから、お前が、指導するんだ!業務命令だ!〕と、近藤が言うと
(わかりましたよ!)と、ふてくされた、返事をした
真理子は『なに?この人、感じ悪い!』と、心の中で、思ったが、小田の所に、いき
『よろしくお願いします。』と、また、頭を下げると
(よろしくな!女性だからといって、甘やかさないぞ!)と真理子に、言うと
『覚悟します!』と、いた
(所長~作業服は、無いの?石田の~)と、話しが出ると
〔星野さんが来たら、出して貰え!必要な物も!〕と、返された
(了解です…)
(あ、石田、早速で、悪いが、明日から、化粧はするな!それと、ティシャツを着てこい!それと、髪の毛を、短くしてこい、ヘルメットを着用するからだ!髪の毛は、今月中ぐらいまでにな!)と、注文をつけた
『化粧は、解りました、髪の毛も、だけど、ティシャツは、なぜ?ですか!』
(いまの、お前の着ている感じの、作業服だから、他の野郎どもの、作業に、影響が出る!けがの素だ!)と真理子に、言っていると
「おはようございます。」と、女性の声がした
(星野さん、おはようございます…今日から、うちに、配属になった、石田です、作業服とか、お願いします…)と、挨拶させようと、真理子を、星野に、会わせると、
『今度、あ、由香お姉ちゃん…』と、真理子は、驚いた
「今度、配属されたのって、真理ちゃんだったの?、驚いた~」
(星野さんの、知り合い?)
「私の、従姉の娘さん!大きくなった~ね~」と、笑った
(じゃ!ちょっと、お願いします…服とか、女性用更衣室とか!)
「解った~じゃ!、事務室に、いきましよう!
着替えたら、小田君の所に、行かせるわ…」と、由香は、真理子と、事務室に、入って行った
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