第2話 秘密を知る者
ある日の放課後、ボクは生活指導の畑山先生に呼び出された。
生活指導室に入ると、デスクに一人、畑山先生が座っていた。
「畑山先生、お呼びですか?」
この畑山裕美先生は美人の女性教師で、年齢は30歳位らしいけど、チョット怖いイメージしかないんです(-_-;)
だから、この時も緊張してて…
裕美
「浅野君、ちょっとキミに聞きたいんだけど…
あなた最近、女の子に化けて、色々やった記憶があるでしょ。」
…えっ!?
あ、あぁ~あ
な、なんで…
悠
「い、いえ、ぼ、ボクは知りません。
なんでそんな事を言われるのか…わかりません…」
シラを切り通す…ボク。
裕美
「そう。
あくまでシラを切り通すつもりなのかしら(笑)
じゃあ、これを見ても尚、そう強気でいられるかしら…」
先生はパソコンのフォルダを開くと、動画が再生された。
”…女子…トイレで…女子の…制服着て…オナニーしてる
…ボクを見て!”
”こんなイヤらしい姿…船越さんに見られたいよ…はぁ…はぁ…”
”…船越さんの制服の匂い…ハァ…ハァ…い、いい匂い…”
…
それは、ボクだけが知る秘密だった…はずなんだ。
ボクのやってきた、恥ずかしすぎる、イヤらしい事が…
撮られていた…
ボクが女装し、公衆トイレや更衣室でオナニーしていた…
それを少しづつ切り取り、編集されていた。
裕美
「ふふふ…
わかったかしら…キミのその、変態な日常を収めた動画。
これをアップしたらさぞかし人気になるわね。
Yuyu君(笑)」
悠
「なんで…それまで…」
裕美
「ふふふっ…当たり前よ。
私はあなたのストーカー。
こんな可愛い男の子が…あんな事してるって知ったときは
嬉しくて興奮したわよ。
まさか授業中に女装して、女子の更衣室に忍び込むなんてね(笑)」
だから、あちこちにカメラあるの、気づかなかった?
それに、夜にキミが公衆トイレでオナニーしてるも観察してたから知ってて、私が外から撮ってたのに、オナニーに夢中で気付かないんだから(笑)
動画サイトだって、私が見ればキミのチンポだって気付かないわけないじゃない(笑)」
悠
「そんな…先生が…まさか…」
裕美
「私はね、浅野悠…キミが好きで好きで仕方ないのよ!
でも、教え子に手を出したら、マズイからね…私も。
だから、キミを堕とすための証拠集めに苦労したわ。
ま、キミがド変態だったおかげだけどね(笑)」
悠
「ボクを…脅すつもりですか?…」
裕美
「脅す?
とんでもない。 むしろ逆よ。
あなたの願望、全部叶えてあげる。
その代わり…私の願望も叶えて。
そしたら、キミの秘密は、誰にも漏らさない。
キミは私の教師人生を、私はキミの恥ずかしい秘密。
それぞれ握る対等な関係になるのだから、問題ないでしょ?」
悠
「わかりました…どうすれば…」
裕美
「いい子ね(笑) 」
クスりと笑いを浮かべ、指導室のカギを閉めた。
裕美
「これで邪魔はこない…」
そういいながら先生はボクに抱きついて来た!
「悠君…可愛いわ…とっても…
あなたの童貞…私が貰うわ…
悠君…の…ザーメンで…私のお腹、パンパンにして…
それが…私の…願望…」
不気味に微笑む、裕美は悠のストーカーだった。
秘密を握られ、悠は彼女の毒牙に捕まってしまった。
続く
次回 第3話 犯された悠
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