「もう出来るからそこに座って?」と言われ俺はテーブルの前に座った。「徳君…お酒は?」「こう見えても弱いから…小さいので」「嘘っ!?そうなの?見えないっ…じゃぁコレ半分こしようか?」「香は呑まないの?」「私も弱いんだ」「そうなんだ…」と言うとビールを開けコップに注いだ。「じゃぁ乾杯っ!!」と言って少し早い夕飯が始まった。「コレ全部作ったの?」「うんっいっぱい食べてね」俺は唐揚げを食べた。「揚がってる?」「うん…大丈夫…生姜が効いてて美味しいっ」「ホント?良かったぁ」「料理上手だね?」「フフっお世辞でも嬉しいっ」「お世辞じゃないよっ…ホントに美味いもん」と言ってまた食べた。香は美味しく食べる俺を見て嬉しそうだった。…やがて夕飯が終わった。「はぁ…いっぱい食ったぁ…ごちそうさま」「お粗末様でした」「久しぶりにいっぱい食べたよ」とお腹を見せると「ホントだ…お腹パンパンだね」と言って笑った。「こんなに美味しいの毎日食べたらすぐ太るな」「アハハハっ…私も喜んでくれて作ったかいがあるわ…」と言った。
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