ご飯を食べ出勤の支度をしていると、紗英が来て「あのこれお弁当です」と言って包みを渡した。「ありがとう…嬉しいよ」と言って包みをカバンに入れた。靴を履いて玄関を出る前に、紗英に2万円程渡した。「これは?」「コレで実家に帰るもよしっ…買い物するもよし…それは紗英ちゃんに任せるよ…それとコレ合い鍵っ…もし出てくなら鍵懸けてここに入れてって…じゃっ行ってきます」と言って俺は仕事に行った。お昼に紗英が作った弁当を食べた。帰りにマンションの前を通ると、部屋に電気は点いてなかった。(帰ったんだ)と思い入り口に行くと、そこに買い物袋を持った紗英がいた。「何してるの?」「あっ匠さん…何ってオートロックの番号聞いてなかったから」と言った。「ああっそうか…忘れてた…それでずっと待ってたの?」「はい…誰も来ないんで…」「ゴメンね暗証番号は1423だよ覚えておいて」「はい」俺は重い方の荷物を持ち部屋に入った。「すぐ夕飯の支度しますね」と言って紗英はすぐ支度に取り掛かった。
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