うずくまる聖二は「テメェ…覚えてろっ…いつか…その女…犯してやんかんなっ…」「テメェこそ覚えてろっ…そんな事したら…刑務所行きにしてやるからな…」と俺は言った。その後騒ぎを聞きつけて、両親が出て来ると「聖二っ!また匠に何かしたのかっ!?」と親父が怒鳴りつけ「お前はいつまでもフラフラしてないで、匠みたいにちゃんと働けっ!」と言った。「匠大丈夫?」「大丈夫だよ…あの時とは違うよ」「そう良かった…本当にこの子はっ…いつまで経っても変わらないんだからっ」と母も怒った。そして母は紗英に「ゴメンねぇ…怖い思いさせちゃって」と言った。紗英は「大丈夫ですお母さん…匠さんが守ってくれましたから」と言った。…マンションに帰ると紗英は「お兄さんていつもあんななんですか?」と聞いた。「中学までは普通だったんだけど、高校からおかしくなったんだ」「原因は?」「友達じゃないかな?結構悪い奴らとつるんでたみたいだから」「そうなんですか…」「怖かった?」「少し…でも匠さんが守ってくれるって思ってました」と笑顔で言った。
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