ある日志帆が言った。「私…定時制行こうと思ってるんだけど…」「えっ?いきなりどうしたん?」「あのね…働く時に面接行くでしょ?…昨日面接行って高校中退って言ったらさぁ…面接官に白い目で見られたから…」「そうなんだ…そう思うならいいんじゃね?…高校中退よりはいいと思うよ…」「それに昼間バイトして少しでもお母さんを安心させてあげたいから…」「俺もバイトしようかな…志帆ちゃんと遊び行きたいし」「じゃぁ一緒にしようか?」「そうだね…あっ?でも学校にバレないようにしないとな…」その後俺達はどのバイトにするか話し合い、近所のコンビニでしようと言う事になった。…面接を受け2人共雇って貰う事になった。俺は高校生なので、平日の夕方5時から8時までで、志帆は平日朝9時から午後3時までと決めた。土日は2人共休んだ。そして志帆は無事定時制に転入と言う形で高校に行き始めた。中学まで頭の良かった志帆はすぐに追いついた。「頭使うのって疲れるけど…楽しいな…」と喜んで言った。
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