それを見た瞬間俺はぶちきれた。立ち上がり「テメェ…志帆に何した?」と言って榊に近づいた。「あっ?テメェまだやる気か?」と言って榊は殴ってきた。榊のパンチは顔面にヒットしたが、俺は怒りで痛みを感じなかった。榊はまた殴り掛かって来た。瞬間俺は腕を捕らえ投げ飛ばした。仰向けになった榊の上に跨がり、腹に渾身の一発を入れた。榊は「ぐふぅ」と言って苦しんだ。胸倉を掴み顔面に一発掌底お見舞いした。榊は鼻血を出した。もう一度喰らわそうとしたら「アキラっダメっ!」と志帆に抱き付かれ止められた。「何で?」「それ以上やったらダメっ…もういいから…ね?」と言った。「分かったよ…」と言って榊を離した。そして「おい…志帆にもう関わるなよ?もし関わったら…分かるよな?」とドスの利いた声で言うと「分かった…だからもう勘弁してくれ…」とさっきまで榊とは違い震えながら言った。帰り際志帆が「アンタ達ももうコイツと縁切りなっ」と言った。…「大丈夫?」「口ん中切れたみてぇ…血の味がするよ…志帆ちゃんは大丈夫?」「うん…大丈夫だよ」と家に帰った。
※元投稿はこちら >>