俺は榊の発言にイラつきながらも、土下座までしてお願いした。すると榊が「そこまで言うなら条件がある」と言った。「解放する替わりに明日までに100万持って来い…そしたら解放してやるよ」と言った。「出来ないなら志帆に稼いで貰うか…」「稼ぐ?」「アイツなら顔もスタイルもいい方だから、AV業界にでも売り込んで稼いで貰うかな…」そう言うと榊は下卑た笑みを浮かべた。他の奴らも「そりゃいいっすねぇ」と笑った。俺は我慢の限界を超えた。「ふざけんなっ糞野郎…」「あっ!?テメェ今何つった?」「糞野郎って言ったんだよっ」「テメェ…ここに居るの誰だと思ってんだ?ああん」と1人が殴り掛かって来た。俺はスッと避けてソイツを投げ飛ばした。男は宙を舞って地面に叩きつけられ「グハっ」と言って悶絶した。俺は16だが合気道二段の腕前を持っていた。いきり立った男達が、次々と襲い掛かって来たが、所詮粋がってるだけの素人なので、練習にもならなかった。あっという間に榊だけになった。女2人は青ざめた顔をして遠巻きに見ていた。
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