3年間通い馴れた道を歩いて行く。次第に会話が少なくなっていった。後少しで麻希の家に着く。「いつ…寮に行くの?」「…明日」「明日?朝?」「うん」「じゃあ見送り行くよ」「ううん…来ないで」「えっ!?何で」「来たら絶対泣いちゃうから…最後にそんな不細工な顔見せたくないし」「そっか…じゃあ行かない…」「…うん」やがて家に着いた。「じゃあ」と麻希が家に入ろうとした。「麻希…」と言って腕を掴み「たった半年間だったけど…凄ぇ楽しかったし、麻希の事どんどん好きになっていったよ…付き合ってくれてありがとな」と気持ちを伝えると麻希は泣き出し「私も…凄い…グスっ楽しかったよ…ありがとね…彰君…」と言って抱きついた。俺は麻希を強く抱きしめ「大好き…愛してる」と言うと「…うん…私も…愛してる」と言って長いキスをした。唇を離し「向こう行っても元気でなっ」と言うと「うん…彰君も元気でね…」と言って笑った。そしてそのまま俺達は別れた。…こうして中学時代は終わった。…この後麻希とは意外な所で会った。…小中編完…
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