帰ってきた麻希に「どうだった?」と聞くと「お姉さん達にありがとうって言いたい」と言った。「バッチリだったんだ?」「うんっ…彰君ありがとう」と笑顔で言った。…合格発表を見に行った。俺は勿論の事、他の4人の内2人(中川、清水)が受かった。残りの2人も補欠だが合格していた。結果を学校に報告すると「良くやったっ」と言われた。補欠合格の2人は余り浮かない顔をしていた。麻希も「合格したよっ」と言った。…俺は両親に「私立は受けただけで行かないよ」と言ったら「何で?」と聞かれ「遠いから」と言ったら呆れていた。その後、公立の試験を受けこっちも合格した。…受験も終わり体力をつける為部活に顔を出した。卒業まで残り2ヶ月。俺は毎日の様に部活に出た。麻希は部活が終わるまで図書室で本を読んで待っていてくれた。時々俺の様子を見に来たり、新聞部の後輩にアドバイスをしていたらしい。…麻希は時々俺の家に泊まりに来た。大体は姉達と雑談をしてそのまま寝る事が多かった。
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