時間は過ぎてクリスマス直前の日曜日。俺は貰って貯めていた貯金を全部おろして買い物に行った。デパートの宝石店に入り麻希の誕生石のイヤリングを買った。麻希の誕生日でもあるクリスマス。終業式の後、麻希を屋上に通じる階段に呼び出し、そこで誕生日プレゼントを渡した。「はい…コレ誕生日プレゼント」「えっ!?いいの?」「当たり前だろ」「嬉しい…ありがとう…開けていい?」「うん」ガサガサと麻希は開けた。「あっ!?誕生石のイヤリングっ」「小さい石だけど」「ううん…嬉しい…」と麻希は目に涙を溜めて俺に抱き付いた。「ありがとう…大切にするね」「うん…喜んでくれて俺も嬉しい」麻希は離れるとイヤリングを着け「似合う?」と聞いた。「うん似合うよ」と言うと「コレ…デートする時とかに着けるね」と言って、また抱き付きキスをしてきた。そして囁く様に「彰君…大好き」と言った。…階段に座る俺達。「お返し何がいい?」「う~ん…麻希がいい」お決まりのバカ台詞を言う。その後「麻希がくれる物なら何でも嬉しいよ」と言った。
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