体育祭が終わると中間テストが近づき皆焦っていた。俺は普段と変わらず過ごした。変わったのは麻希だった。麻希はよく俺ん家で由美姉達に勉強を教えて貰っていた。麻希は「由美さんの教え方上手…苦手だった理数系を解く事が楽しくなった」と言って喜んでいた。俺としては姉に麻希を取られた様な気分だった。麻希は休みの前日は泊まり込みで勉強をした。平日は俺が送って行った。…中間テストが始まった。俺はいつもより少し多くやって終わらせた。「彰君どうだった?」「いつもより多く答え書いたよ…」「余裕だね」「麻希は?」「うん…お姉さん達のお陰よく出来たよっ」「良かった」「うん…ありがとう」「俺じゃなく姉ちゃん達に言いなよ」「うん…でも彰君がいたから…」「そっか…」いつもの様に麻希を送った。「彰君…寄ってく?」「いいの?」「うん…今日誰も居ないから…」「そんな事言うと襲うよ?」「いいよ…実はね…」と麻希は顔を寄せて「今日したいの…」と言って顔を赤くした。「そう言う事なら」と言って麻希の家に寄って行った。
※元投稿はこちら >>