三者面談で担任は「今の学力だと無理だぞ?」と言ったが俺は「全然平気です…今までワザと間違ったりしてたから」と言うと「何でそんな事を?」と聞かれ「退屈だったから」と正直に言った。担任も母は呆れていた。そして俺は担任に数学の教科書を渡し「難しい問題幾つか出して下さい」と言った。担任が選んだ問題をスラスラと解いてみせた。担任はまた驚いていた。姉達のお陰だ。…ある時麻希が「若林君…教えて貰いたい事があるから放課後家に来て教えてくれる?」と言って来た。俺は何の疑いも持たず「いいよ」と言い初めて麻希の家に行った。「お邪魔します」と言って玄関を入ると麻希は「誰も居ないから」と言った。俺はその言葉にドキッとした。麻希の部屋に入ると女子らしい部屋でいい匂いがした。「座って待ってて…今ジュース出すから」と言って麻希は下に行った。俺は落ち着かず部屋を見回した。机に写真があった。それを手に取って見ると自由行動の時に撮った2人の写真だった。麻希が戻って来た。写真を見てる俺を見て「あっ!?」と言った。
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