部活も終わって俺達は引退し、受験へとシフトチェンジした。…俺達の学校は夏の大会後に受験前の三年生に気合いを入れる為に修学旅行がある。場所は大阪神戸だった。行く前に俺は思い切って昼休みにさつきを三階の非常階段に呼び出した。「あのさ…修学旅行の三日目の自由行動一緒に廻らない?」「ゴメン若林君…私友達と廻る約束したから…」「そっか…そうだよね…ゴメンね」「じゃぁ用事あるから」とさつきは中に入った。俺は落ち込んで階段に座っていると、ドアが開き麻希が来た。「あれっ!?若林君どうしたの?」「何でもないよ…木村さんは?」「ここ日陰で風が気持ちいいからよく来るんだ」「そうなんだ…じゃぁ俺は消えるよっ」と立ち上がると「あのっ…若林君…」「何?」「あっと…もし約束とかなかったら…自由行動一緒に廻らない?」「いいよ…今振られた所だし」「えっ!?振られたって…さつきちゃんに?」「うん…」「あっゴメン…そんな時に私…」「いいよ…気にしないで…中丸達も他の女の子達と廻るみたいだし…俺1人で廻っても…てか…木村さんが迷惑じゃなければこっちからお願いするよ…」「迷惑じゃないよ」と麻希は言った。
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