中学生になり隣りの小学校の連中も合わせ人が倍になった。さつきと麻希は同じクラスになった。俺は少しホッとした。席はアイウエオ順なので俺は1人だった。部活はバスケ部に、委員会は体育委員を選んだがジャンケンに負けて、麻希と一緒に図書委員になった。さつきは体育委員だった。俺が少しガッカリしてると麻希は「残念だったね…」と言った。俺は焦り「なっ何がっ」とごまかしたが麻希は小さい声で「若林君がさつきちゃんの事好きなの知ってるよ」と言い更に焦った。「誰にも言うなよっ」と言うと「言わないよ」と笑顔で言った。…退屈な授業も始まった。いつもの様に姉達が教えてくれた。部活は初心者だったが才能があったらしく、徐々に自力を付け先輩達に一目置かれた。さつきは女バス、麻希は新聞部だった。あっという間に時間は過ぎた。夏の大会で惜しくも県大会出場を逃し3年生が抜けた。俺と中丸が1年生ながらユニフォームを貰った。ひがむ先輩もいたが顧問が選んだ事なので、俺達は気にしなかった。
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